広い収納スペースがあれば便利というわけではない

2019.12.29

間取りに関する項目でもお伝えしたとおり、収納スペースも注意が必要なポイントです。注文住宅を建築した後の後悔を防ぐためには、計画段階から入念なリサーチやイメージづくりを進めていきましょう。

収納するためのスペースの重要性は、近年広く知られています。家の中に適切な収納スペースを確保することで、生活スペースに余分なものが散らからず、快適な生活を実現できることでしょう。ここではまりがちな落とし穴が、安心のためにとにかく広い収納スペースを確保しておくという考え方です。

広い収納スペースがあれば、不必要なものをどんどん収納できますし、収納テクニックを駆使してパズルのように押し込む必要もありません。メリットばかりのように感じる方も多いことでしょう。

しかし収納スペースで大切なのは、広さよりも使い勝手です。家の隅に広い納戸を設ければ、どんなアイテムでも楽に収納できるかもしれません。しかし物を片付けたり出したりするたびに、家の隅の納戸まで出向く必要があり、それが面倒に感じてしまう可能性も高くなります。また広すぎる収納スペースは、細かなアイテムの管理や整理整頓には適していません。

収納スペースは、あくまでも収納される物のためのスペースで、どのような物が収納されるのかによって、必要なスペースは変わってきます。たとえばリビングには、奥行きが浅くても面積が広い収納があると便利です。文房具や書類を管理したり、子どもの本などを整理したりするのにも便利に使えることでしょう。収納物のカテゴリーに応じてスペースも分散し、キッチンにはパントリーを、洗面所にはタオルや洗面用具を収納する専用場所を準備しておくのがおすすめです。

また便利なようでいて、意外と後悔しやすい収納スペースの一つが、ウォークインクローゼットです。普通のクローゼットよりも面積が広い分、収納力が高くて便利そうに思えますが、実際には人が足を踏み入れるスペースが必要となります。それよりも、奥行きを狭めて壁一面のクローゼットにした方が、収納力、使い勝手共にアップするようなケースもあるでしょう。

収納スペースで後悔したいためのポイントは、収納したいものの種類やカテゴリーに合わせて、必要なスペースを分散して準備するということです。広すぎる収納スペースを作らないことで、無駄の削減につながり、家の総面積が狭くなれば建築コストの節約にもつながります。どこに何を収納すれば快適な生活を実現できるのか、ぜひ今の生活をベースにしながら検討してみてください。

収納したいアイテムをサイズ別、項目別にリストアップして振り分ける方法もおすすめです。特にお客様用の布団や、旧宅から持ち込み予定のタンスなどは、家財道具の中でもかさばりやすいアイテムです。注文住宅であれば、家の方のサイズを合わせて調整することも可能となりますから、こうしたメリットも存分に生かしてみてください。

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